アフリカでの地下水開発

先日の寒波で、九州地方の断水は20万世帯以上にもなったそうです。これだけインフラが整備された日本でも、自然の力にはまだ敵わないものがあるんですね。こんな時に家に井戸があると困らないんですが、もうそんなお宅は少ないでしょうか?私の家にもまだ井戸があるんですが、庭の散水ぐらいにしか使っていません。

私事ですが、もう20年近く前に、アフリカで地下水調査をしていたことがあります。日本のODAで、ウガンダ共和国という国に、3年間で150本ほどの手押しの井戸を設置するというプロジェクトです。私は井戸を掘って水が出る場所を調査する仕事をしていました。

当時の現地の水事情は悲惨なもので、郊外の集落になると、水を汲むために1時間かけて歩いていくなんてこともよく見ました。これが女性や子供の仕事になっています。ウガンダには川と呼べるものが少なく、水源は湿地や窪地にたまった水がほとんどです。衛生的には問題ありで、寄生虫を介した病気なども多くあります。こんな集落に井戸を設置することは、衛生面はもちろんですが、女性や子供を水汲み労働から解放し、教育や就業の機会を与えるということもメリットの一つです。

ニュースで給水車に集まる人々を見ていて、ウガンダでポリ缶を持って水場に集まってくる子どもたちを思い出しました。日本では汲みに行かなくても水の方からやってきてくれます、良い国だなと思いました。

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