雪と火のまつり

2月14日。
国指定重要無形民俗文化財にも指定されている奥会津・三島町のサイノカミを見に行ってきました。

雪と火のまつり(三島町)

塞ノ神や斉の神などと書かれることもありますが、三島町では歳の神と書くのが一般的。
各地区でそれぞれの家から正月飾りを持ち寄り、それを燃やした炎で焼いたスルメや餅、団子を食べることで無病息災を願っていました。
また、前年収穫したワラで作る柱は五穀豊穣を願う意味もあり、子供のころは楽しみな行事でした。

昔は各地区で行っていた歳の神ですが、近年は伝統を広く知ってもらいたいとのことから、町民グラウンドを使用して高さ20mあまりの大きな歳の神を燃やしています。
お昼には団子さしもあり、子供たちが喜んで木に団子をさしていました。
青空に映える色とりどりの団子がキレイです。
[row][column size=”1/2″]雪と火のまつり(三島町)[/column] [column size=”1/2″]雪と火のまつり(三島町)[/column][/row] [row][column size=”1/2″]雪と火のまつり(三島町)[/column] [column size=”1/2″]そして、夜には子供たちの鳥追い行列と歳の神への点火。
鳥追いはなかなか物騒な歌ですので、こちらに載せるのは少しはばかられます(笑)
興味がある方は「三島町 鳥追い 滝谷」で検索するとご覧になれます。

最後に一つ注意点。
歳の神を見に行くときは、最初のうちは近づいてはいけません。
ワラを束ねた縄が焼き切れると、上から火が崩れ落ちてくるのでとても危険です。
柱が燃えている間は遠くから舞う火の粉を楽しみ…。崩れ落ちてから、餅や団子を焼きに行ってください。
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D.G