多分、測量でしかやらない旧態依然の作業です。
年度末の納品時期、何百枚も手作業でこれをやります。
赤ペンチェックとか言ったりしますが『検符』です。
測量計算のチェックをして、その数値や文字に付けます。
付ける場所は「作業規程の準則 記載要領」で決められています。
まず、観測者や記帳者が黒鉛筆で入れます。
その検符の上に、別の点検者(主任技術者等)が赤ペンで入れます。
成果検定では、その上に別の色で検符が入ります。
まれにその上に発注者の検符が入って、4重チェックになる場合もあります。
なので、黒赤の検符の上はスペースを空けなければいけませんが所説ありです。
測った数値を野帳に書き、手計算していた時代の名残かなと思います。
電子納品では必要ないとされています。
ほぼ形骸化していて、何の点検もせずにパートさんが黒赤同時に付けていることも多いようです。
しかし、この作業で間違いが見つかることも多いです。
きちんと検符がされていない測量成果は内容も怪しいとイメージされます。
手入力、手計算の間違いをなくす様々な工夫をしてきた、先輩技術者に思いを馳せながら、今日も赤ペンチェックです。
S.G